赤ちゃん用日焼け止め【成分評価】パラドゥ アウトドア ガード UV の安全性を徹底分析!

赤ちゃん用日焼け止め

パラドゥ アウトドア ガード UV はどんな商品?赤ちゃんにも安全?

こんにちは、「やさしいコスメ」です。

今回は、「パラドゥ」の「アウトドア ガード UV」を分析していきます。

こちらの商品は、全国のセブンイレブンで購入できるようで、近所で手軽に入手できるのが魅力です。

さっそく成分を分析して、「アウトドア ガード UV」がやさしいコスメかどうかチェックしていきます!

特徴まとめ

ブランドパラドゥ (Para Do)
商品名アウトドア ガード UV
内容量40g
SPF/PASPF50+/++++
特徴低刺激性、 無着色
  • 生後6か月から使用可能
  • 石けんで落とせる
  • ウォータープルーフ

パラドゥ アウトドア ガード UV の気になる成分とその評価は?

次に、成分を細かく見ていきましょう。

成分

水、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル、シクロペンタシロキサン、酸化亜鉛、ジメチコン、DPG、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル、BG、カルボキシメチルキトサンミリスタミド、キチン、ヒアルロン酸Na、メンタンジオール、ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、(VP/ヘキサデセン)コポリマー、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、アクリレーツコポリマー、イソステアリン酸ソルビタン、イソヘキサデカン、ココイルアルギニンエチルPCA、シリカ、ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース、トリエトキシカプリリルシラン、ポリソルベート60、ミリスチン酸、香料、トコフェロール、フェノキシエタノール、メチルパラベン
https://www.parado.jp/lineup/skincare/buzzguarduv/

紫外線防御成分

酸化亜鉛(紫外線散乱剤):★★★★★
➡ 赤ちゃん向けにも安心なノンナノ物理ブロック成分。抗炎症性もあり、肌に優しい。

メトキシケイヒ酸エチルヘキシル(紫外線吸収剤):★☆☆☆
➡ 紫外線吸収剤の中でも刺激性が強く、内分泌かく乱の懸念あり。赤ちゃん用には不向き。

ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシル(紫外線吸収剤):★★★☆☆
➡ UVAを広範囲でカバーする吸収剤。比較的安全だが、赤ちゃんには使用を控えたい成分。


保湿・エモリエント成分

ヒアルロン酸Na(保湿):★★★★★
➡ 安定性と保水力が高く、安全性も極めて高い。

DPG(保湿・溶剤):★★★☆☆
➡ 保湿や使用感向上に貢献するが、敏感肌にはやや刺激となる場合も。

BG(保湿・溶剤):★★★★☆
➡ 低刺激の保湿溶剤。刺激性は比較的低いが、大量使用は避けたい。

メンタンジオール(保湿・防腐代替):★★★★☆
➡ 保湿・抗菌効果があるが、清涼感あり。赤ちゃんの肌には刺激となる場合も。


整肌・生体類似成分・天然由来成分

カルボキシメチルキトサンミリスタミド(保湿・抗菌):★★★★☆
➡ 抗菌性を持ち、防腐剤代替としても期待。甲殻類アレルギーがある場合は注意。

キチン(保湿・整肌):★★★★☆
➡ 保湿・皮膚のバリア機能サポートに有用。アレルギー体質には注意。

ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)(皮膚バリア補修):★★★★★
➡ 人の皮膚に近い脂質構造で、刺激性がほとんどなく赤ちゃんにも非常に適している。

ココイルアルギニンエチルPCA(抗菌・保湿):★★★★★
➡ 天然アミノ酸由来で低刺激。赤ちゃんにも安心な抗菌成分。

トコフェロール(整肌・抗酸化):★★★★★
➡ ビタミンE。酸化防止や肌保護に優れ、安全性が高い。


皮膜形成・感触改良・増粘成分

ジメチコン(シリコーン・感触改良):★★★☆☆
➡ 滑らかさと保護膜を作るが、毛穴閉塞感を訴えるケースあり。赤ちゃん用には慎重に。

シクロペンタシロキサン(シリコーン・感触改良):★★★☆☆
➡ 揮発性シリコーン。軽い使用感だが、敏感肌には刺激になることも。

(VP/ヘキサデセン)コポリマー(皮膜形成):★★★☆☆
➡ 製品の密着性や持続力を高める。安全性は比較的高いが、赤ちゃん向けにはやや不向き。

アクリレーツコポリマー(フィルム形成):★★☆☆☆
➡ 使用感・防水性を高めるが、敏感肌にはやや不安あり。

アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNaコポリマー(乳化・増粘):★★★★☆
➡ 安定剤・乳化剤として安全性は比較的高い。

イソステアリン酸ソルビタン(乳化):★★★★☆
➡ 安全性の高い乳化剤。問題なし。

イソヘキサデカン(溶剤・感触改良):★★★☆☆
➡ 合成溶剤で揮発性がある。刺激性は低めだが赤ちゃん用にはやや注意。

シリカ(増粘・感触改良):★★★★☆
➡ 無機鉱物。安全性は高いが、吸入リスクには注意。

ステアロキシヒドロキシプロピルメチルセルロース(増粘):★★★★☆
➡ 増粘・安定剤として使用。安全性は高い。

トリエトキシカプリリルシラン(表面処理剤):★★★☆☆
➡ 紫外線散乱剤の安定化に使われる。安全性は中程度。

ポリソルベート60(乳化剤):★★☆☆☆
➡ 安定性は高いが、感作性やアレルギー性の報告あり。

ミリスチン酸(乳化補助・感触調整):★★★☆☆
➡ 自然由来の脂肪酸。濃度によっては刺激となることがある。


その他

香料:★☆☆☆☆
➡ アレルギーや刺激の原因になりやすく、赤ちゃん用には避けたい成分。

フェノキシエタノール(防腐剤):★☆☆☆
➡ EUでは赤ちゃん製品で濃度制限あり(0.4%以下)。刺激・毒性懸念あり。

メチルパラベン(防腐剤):★☆☆☆☆
➡ 内分泌かく乱の懸念があり、赤ちゃん用には基本的に避けたい成分。

水(基剤):★★★★★
➡ 問題なし。

総合評価

✅ 酸化亜鉛などの物理ブロック成分が含まれ、UVB・UVA防御力は高め
✅ ヒアルロン酸やアミノ酸系成分など、保湿・バリア補助成分も充実
⚠️ 複数の紫外線吸収剤など、赤ちゃんの肌には刺激となり得る成分を複数含む(-10点)
⚠️ フェノキシエタノール・パラベン配合(-6点)
⚠️ 香料も含まれており、アレルギーや不快感の原因となる可能性あり(-5点)
⚠️ シリコーンやポリマーなど、肌に膜を張るタイプの成分が多く、肌呼吸を妨げる懸念あり(-5点)

まとめ

分析してみたところ、パラドゥ アウトドア ガード UV は、刺激性のある紫外線吸収剤や防腐剤(パラベン・フェノキシエタノール)が配合されており、赤ちゃんの肌には適していないようです。

香料の使用も敏感な肌へのリスクを高めてしまいます。

一部に天然由来・アミノ酸系の優しい成分も使われているものの、全体として「赤ちゃん向け」としては安全性がやや不十分といえる処方です。

敏感肌の大人であれば使用可能ですが、乳児には別製品を検討することをおすすめします。

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