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ママフィ 濃いリッチミルク はどんな商品？赤ちゃんにも安全？
こんにちは、「やさしいコスメ」です。
今回は、「ママフィ」の「濃いリッチミルク」を分析していきます。
「ママフィ」は以前、やさしいコスメで日焼け止めを分析しましたが、こちらはいまひとつの評価だったようです。
保湿剤も分析して、やさしいコスメかどうかチェックしていきます！
特徴まとめ
| ブランド | ママフィ（mamafy） |
| 商品名 | 濃いリッチミルク |
| 内容量 | 350g |
- モイストミルフィーユ処方で水分を抱えこみ、うるおいを与えます。
- べたつかず、翌日までもっちりうるおうシアバター配合。
- セラミドmやNMF（天然保湿因子）などの保湿成分を配合。
- 敏感肌の方にも。赤ちゃんと一緒に家族みんなで使えます。
ママフィ 濃いリッチミルク の気になる成分とその評価は？
次に、成分を細かく見ていきましょう。
水、グリセリン、BG、水添ポリ(C6-12オレフィン)、テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル、フェニルトリメチコン、ミリスチン酸オクチルドデシル、ワセリン、アラキルアルコール、加水分解ポリγ-グルタミン酸K、カルボキシメチルキトサンミリスタミド、クスノハガシワ樹皮エキス、トコフェリルリン酸Na、ラウロイルグルタミン酸ジ(コレステリル/オクチルドデシル)、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、PCA-Na、アラキルグルコシド、イソヘキサデカン、オレイン酸ソルビタン、シア脂、ジメチコン、ステアリン酸、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸ソルビタン、セタノール、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)、パーム脂肪酸グルタミン酸Na、ベヘニルアルコール、ポリソルベート80、トコフェロール、メチルパラベン
https://www.mamafy.jp/moisture/
エモリエント・保湿成分
グリセリン（保湿）：★★★★★
➡ 肌に水分を引き寄せる高保湿成分。赤ちゃんの肌にも安全。
BG（保湿・溶媒）：★★★★★
➡ 保湿力と抗菌性を併せ持つ。刺激性は低い。
水添ポリ(C6-12オレフィン)（エモリエント）：★★★★☆
➡ 軽い感触の合成炭化水素。安全性は高いが、石油由来のためやや評価を下げて★4。
テトラエチルヘキサン酸ペンタエリスリチル（エモリエント）：★★★★☆
➡ 軽くさらっとした感触の油性成分。低刺激だが、一部で毛穴の詰まりに注意。
フェニルトリメチコン（エモリエント）：★★★★☆
➡ シリコン系保湿成分。なめらかさを付与するが、シリコン系に不安を持つ人も。
ミリスチン酸オクチルドデシル（エモリエント）：★★★★☆
➡ なじみやすい油性成分。刺激性は少ないが、アクネ肌には注意。
ワセリン（保護・エモリエント）：★★★★★
➡ 水分の蒸発を防ぐ定番の保護成分。精製度の高いものは非常に安全。
シア脂（保湿・エモリエント）：★★★★★
➡ 天然植物由来の油脂で、高い保湿効果と肌へのやさしさが特長。
整肌・機能性保湿成分
加水分解ポリγ-グルタミン酸K（保湿）：★★★★★
➡ 納豆由来の天然アミノ酸ポリマー。非常に高い保湿力と安全性。
カルボキシメチルキトサンミリスタミド（保湿・抗菌）：★★★★☆
➡ 保湿・保護膜形成に優れるが、キチン由来のため甲殻類アレルギーには注意。
クスノハガシワ樹皮エキス（整肌・抗炎症）：★★★★☆
➡ 肌荒れ防止に有用な天然エキス。アレルギーの報告は少ないが、★4に。
トコフェリルリン酸Na（抗酸化・整肌）：★★★★★
➡ ビタミンE誘導体で、抗炎症・バリア強化に有効。赤ちゃんにも安心。
PCA-Na（天然保湿因子）：★★★★★
➡ もともと人の肌に存在する保湿成分。高い安全性と保水力。
乳化・増粘成分
ステアリン酸グリセリル（乳化剤）：★★★★★
➡ 安全性の高い乳化剤。天然由来で肌に優しい。
ステアリン酸ソルビタン（乳化剤）：★★★★★
➡ 低刺激で安全性が高く、ベビー向けにもよく使われる。
セタノール（乳化安定・感触改良）：★★★★☆
➡ 油性アルコールで、しっとり感を与える。刺激は少ないが、アルコールに敏感な方は注意。
アラキルアルコール（乳化補助）：★★★★☆
➡ 高級アルコール。感触改良として機能するが、脂性肌にはやや重い。
アラキルグルコシド（乳化安定）：★★★★☆
➡ 天然由来の乳化安定成分。比較的安全だがアラキル基の油性感あり。
ポリソルベート80（乳化安定剤）：★★★☆☆
➡ 合成界面活性剤で乳化安定性に優れるが、敏感肌では刺激になる可能性がある。
増粘・安定化成分
(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー（増粘・乳化安定）：★★★★☆
➡ 使用感を良くする合成ポリマー。安全性は高いが、完全な自然由来ではない。
ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)（皮膜形成・感触改良）：★★★★☆
➡ 肌への刺激性は低く、感触改善に優れるが、やや重めの質感になる可能性。
ダイマージリノール酸ジ(イソステアリル/フィトステリル)（感触改良）：★★★★☆
➡ なめらかさを与える成分。重いと感じる人もいるため★4。
防腐・安定化成分
メチルパラベン（防腐剤）：★★☆☆☆
➡ 歴史のある防腐剤で一定の安全性はあるが、敏感肌では炎症の原因になることも。
トコフェロール（抗酸化・油脂の酸化防止）：★★★★★
➡ 安定性の高いビタミンE。肌を保護し酸化を防ぐ。
洗浄・乳化補助成分
パーム脂肪酸グルタミン酸Na（洗浄補助・乳化）：★★★★☆
➡ アミノ酸系で肌にやさしいが、洗浄作用を持つため保湿目的ではやや注意。
オレイン酸ソルビタン（乳化剤）：★★★★☆
➡ 植物由来の乳化剤で、比較的低刺激。
イソヘキサデカン（溶剤・感触改良）：★★★★☆
➡ 軽さを出す油性成分。揮発性あり。敏感肌では注意する人も。
基剤
水（基剤）：★★★★★
➡ 特に問題なし。
総合評価
❤️ 天然系の保湿・整肌成分が豊富（グリセリン、γ-PGA、PCA-Naなど）
❤️ ワセリン・シア脂など、水分保持に優れたエモリエント成分が多い
❤️ ビタミンE誘導体など、抗酸化・抗炎症成分が配合されている
⚠️ メチルパラベンが含まれており、敏感肌の赤ちゃんには注意（-7点）
⚠️ 合成界面活性剤（ポリソルベート80など）がやや多めで肌への蓄積が懸念される（-3点）
90点
まとめ
分析してみたところ、ママフィ 濃いリッチミルクは、赤ちゃんの肌に必要な保湿・エモリエント・整肌成分が非常にバランスよく配合されています。
優れた保湿因子、シア脂やワセリンなどのバリア機能補助成分、抗酸化成分も含まれ、乾燥・肌荒れ・外部刺激からしっかり肌を守る処方となっています。
一方で、メチルパラベンのような防腐剤や合成界面活性剤（ポリソルベート80など）が含まれているため、敏感肌・アレルギー体質の赤ちゃんにはパッチテストをおすすめします。
全体的に見て、安全性と保湿力のバランスがとれた、非常に実用的な保湿剤と言えそうです。
